木工材料について


ちひろ工房で使われている主な木工材料について説明します。 中央は無塗装、左が着色、右がクリアのオイル塗装です。
カバ マカンバ<真樺>・・・カバノキ科
辺材は白色、心材は淡紅色でその境目は明瞭。木理はほぼ通直で緻密。加工性は比較的よい。重硬で強靭だが、耐朽性は低い。
ケヤキ ケヤキ<欅>・・・ニレ科
辺材は淡黄褐色、心材は黄褐色~黄紅褐色で、その境目は明瞭。木理は密で艶があり強い。重硬で加工性はやや悪いが、強靭で狂いが少ない。木目が美しく、耐朽性、耐水性も優れる。
タモ ヤチダモ<谷地だも>・・・モクセイ科
辺材は淡黄白色、心材はくすんだ褐色で、その境目は明瞭。木理は通直で、肌目は粗く、強くて粘りがあり、ときに美しい杢ができる。重硬で靭性、弾力性がある。加工性、耐朽性は中程度。
ナラ ミズナラ<水楢>・・・ブナ科
辺材は淡紅褐色、心材はくすんだ褐色で、その境目は明瞭。木理は交錯、肌目も粗いが、柾目でとらふ<虎斑>といわれる独特の美しい紋様を示す。重硬なため加工性はやや悪いが仕上がりは良好。耐朽性は中程度。